外
国、とくにヨーロッパに行くと、街中といわず田舎といわず、家々の窓邊には美しい花が飾られています。1995年、還暦の記念に家族でフランスのコート・
ダ・ジュール、プロヴァンス地方を2週間かけて、気ままに旅行してきました。真っ青な空に赤い屋根、白い壁、花や木々の美しさにすっかり魅了され、それが
私の油絵を始めるきっかけになりました。以来15年、風景画や静物画と共に、いろいろな形や色の窓辺に飾られた花々を私のアートライフのメインにして、す
でに60数点のこのシリーズを描きました。この ギャラリー<まっさん> の『窓辺の花』コーナーでは、それらの作品の中から少しずつご披露していきたい
と思っております。皆様の忌憚のないご批評とともに、皆様と一緒に旅した演奏旅行の思い出にしていただければ幸いです。 |
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第2回 「パリの窓辺から」
花の都・パリ その名に
劣らずパリの街には花が溢れています。公園、街角、青空市場の花屋などなど。そして、ビルやレストランやアパルトメントの窓にも、綺麗な花が植えられてい
ます。今回はそのパリの家々の窓を飾る花をテーマにした絵をお贈りしたいと思います。
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サン
ジェルマンデプレ近くのレストランの窓です。赤いテントのひさしとの調和が可愛らしく絵にしました。 |
コン
コルド広場に面したビルの1階の窓。味気ない石造りのビルも、ちょっとした気遣いー花を咲かせることによって随分風情が変わってきます。日本のオフィイ
ス・ビルも、モダンな近代性ばかりを強調せず、もう少し緑や花の空間を増やしてくれればいいな、と思います。
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ロダ
ン美術館周辺の、いわゆるユトリロの人生の最後の30年に彼が主にテーマにした白い石灰岩をつかった建物、その白い建物が立ち並ぶ一帯で目にした「窓辺の
花」です。少し寂しげな様子が裏町の風情を表しているのではないかと思っています。 |
ロダ
ン美術館周辺の、いわゆるユトリロの人生の最後の30年に彼が主にテーマにした白い石灰岩をつかった建物、その白い建物が立ち並ぶ一帯で目にした「窓辺の
花」です。少し寂しげな様子が裏町の風情を表しているのではないかと思っています。 |
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第1回 BAD NAUHEIMの窓辺(2005年のドイツ演奏旅行から) |